心不全と診断されたら
心不全と診断されたら考えていきたいこと
病気との付き合い方
心不全とうまく付き合うコツは3つあります。
- 1 心不全という病気を知ること
- 2 もう1つは、自分の現在の状態を把握すること
- 3 地域で利用できる社会資源を十分に利用していく
病気について知ることは、このホームページや、心不全地域連携パス・手帳を参考にしてください。自分の現在の状態を把握するために、「心不全日記」をつけてください。日記をつけることで自分の現在の状態に気づくことができ、悪くなりすぎる前に受診することを意識することができます。また、皆さんが気づかない身体の変化に、皆さんを支える医療スタッフが気づき、心不全が悪くなる前に予防することができる可能性が高くなり悪くなるスピードを遅らせることができます。
心不全が悪くなってしまったときに備える
心不全は、医療の進歩で様々な治療法が出てきていますが、中には身体や経済的、精神的な負担がかかる治療もあります。
そのために、あなた自身が何を大切にし、どのように過ごしていきたいかを考え、ご家族や医療スタッフと共有していくことは、先々の治療を進めるうえでとても重要になります。
その手段の一つとして「人生会議」
人生会議とは、今までこれからを何を大切にして、どう生きていきたいか、そしてもしもの時のために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族などや医療・ケアチームと繰り返し話しあい、共有していくプロセスのことをいいます。病気が悪くなってしまったときや万が一の時に備えて、日頃からご家族や、医療スタッフとあなたの今後の治療や療養場所に関して話し合っておきましょう。